「ママが自分らしく生きるお手伝い」を軸にご活動を展開される井上法子様。
「子育てママサポーター」として、子どもへのイライラが止まらないママや、子どもの困った特性に悩むママ向けに講座や個別セッションなどをされる井上法子様にインタビューさせていただきました。
受講した方の不安を丸ごと受け止め、勇気づけられたお母さんは安心して思わず涙が止まらなくなることも。
自分らしく自然体で、かつ、豊富な知識とコーチングの技法があるからこそ「自分らしく生きていい」というメッセージを伝えられるのだと思います。
2人のお子様を育てながらも、コーチングや英会話など精力的に勉強し続け、ブログでの発信も日々欠かさず、まさに「自分らしく」生き生きとご活動されるその秘訣を伺いました。
―始める前はどんなことをされていましたか―
長女の子育てにつまずいていました。子どもの全ての言動が理解できず、イライラと自分責めが止まらない。今のように情報もない。虐待に近い子育てをしていました。それは、私も辛いし、みんなが幸せになれないと気づきました。
娘が小学6年生の頃にコーチングを学び始めました。
また、発達障害という言葉をここ数年で聞くようになったため調べてみると、子どもの特性はいろいろあることを知りました。診断を受けたかどうかでは日常生活は変わらないですが、特性とそれに対してのサポート方法を学ぶうちに効果的な声かけや対応があると知り、身に着けた知識をもとに実践する中で心のゆとりをもって子育てができるようになりました。
―どんなきっかけで活動を始めましたか―
板橋区で生まれ育ったこともあり「板橋に貢献したい」という思いが最初でした。
4年前に板橋区内で知的障害のお子様がお母様に殺されてしまうという事件が起こったんです。お母さんが悩みを抱え込むことが虐待の原因の1つとしてあるのですが、このような事態を、自身の経験を通して少しでも減らすことができたらと思い活動を始めました。活動を始めて3年目に開業届を出しました。
また、子どもの発達支援を学んだ団体では、『ママがママを支えていく』がコンセプトだったため、集客の仕方やブログの書き方等を教えてくれる場所でもありました。同じようにサポーターになるために学ぶ仲間がいたため、不安はありましたがここまでできています。
―今ご事業をなさる中で不安なことや課題はございますか―
たくさんあります(笑)やっぱり人は得手不得手があるじゃないですか。
その上で、自分で解決できない悩みや不安は、プロの手を借りるのが得策だと考えています。
―新型コロナウイルスにより今までの活動の仕方との変化はございましたか―
リアルの講座を多く開いていましたが、コーチングはオンラインでは難しいのでしばらく開講しませんでした。ただ、発達支援は知識が大切な要素で、オンラインにてお伝えすることができるため、6月から発達支援の講座はすべてオンラインに切り替えました。
ネットに切り替えてからは全国から受講者が来てくださるようになりました。
ネットの可能性を感じて「板橋にこだわる必要はないのかな」と今は感じています。ネットの世界はボーダーレスなのでつながりはできるかなと。今後もネットを活用した活動を考えています。
―ご自身も生き生きと活動されているのが印象的ですが秘訣はございますか?―
「やりたくないことはやらない。」ですかね(笑)
講座も自分のスケジュールで決められるところはありがたいです。2人の子どもを育てているので、会社の都合に合わせて働くよりかは、主婦業との折り合いをつけやすいため、その面では自分らしくできています。
―起業に対してご家族の支えはございますか―
夫は「好きにやっていいよ」と言ってくれるので、今は儲けよりも「ママをサポートしたい」という想いから自分自身も学び続けています。様々な面で支えてもらい、家族には感謝しています。しっかり家庭にも還元できる働きをしていきたいと思います。
―踏み出せない理由に「食べていけるか不安」が挙げられるのですが、どのようにお考えですか―
自分の軸を持って長く続けるのがすごく大切だと思うので、基盤作りに何年かかかっても焦らずに3年5年10年と計画を立てて活動し続ける覚悟が大事だと思います。
私は今47歳ですが50歳までに基盤を作って、50歳からは女性に向けた子育てというよりは、子育てが一段落したママたち向けに「50歳から輝こう!」みたいな軸で活動をしたいという展望があります。
―子育て経験を活かした事業をしたいと考えるママさんへ伝えたいことはございますか?―
SNSがこれだけ普及して活用できる時代だからこそ、自分のできることをどんどん表現していったらいいのではないかと思います。
子育て経験のあるママさんは多才な人が多いのですよね。子育てとは違うことがやりたくて、ヨガを習ってヨガインストラクターになったとか、小物づくりが上手だとか、芸を持っている方がたくさんいらっしゃるので、そういうのを出し惜しみせずに出していけばいいのにと思います。
私は最初の頃ブログを書くのがとても怖かったのですが、書いてみたら平気だと気づきました。実は自分が思っているより、皆さん見ていないもので(笑)
自己満足でもいいからとにかく表現していくといいと思います。
―将来のビジョンを教えてください―
世界の子育てママとつながってネットを利用しながらグローバルに展開していきたいです。
今、一生懸命英語を学んでいるので、海外の子育てママたちの悩みを聞いてみたいと思います。おそらく発達障害という言い方をしているのは日本だけで、海外ではGiftedなど捉え方が違うので、海外から学んだ子育て方法を日本で広げていけたらと思っています。
インタビューを終えて
井上 法子様プロフィール
一男一女の子育てをきっかけに「子育てママサポーター」として、講座を開催。その内容は、コーチング、カラーセラピー、食事療法等を使った発達障害・グレーゾーンの子どもの支援策など多岐にわたる。講座に関する分野はもちろん、英語やアドラー心理学など常に学びを広げ、深めながら活動を展開中。
井上 法子様 ブログ『子どもと自分を責めてしまうママに安心感を』:https://ameblo.jp/littlebeans0809/
井上 法子様 Twitter :https://twitter.com/littlebeans330
井上 法子様 Facebook :https://www.facebook.com/noriko.inoue.7568
「自分で解決できない悩みや不安は、プロの手を借りるのが得策」とおっしゃっていた井上様。
実は多くの女性起業家や起業を考える女性が税務会計などの専門業務に不安を抱えていると言われています。
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